歯周病で吸収した顎の骨は治せる?②

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 歯周病が進んでいくと、歯を支える顎の骨が吸収していき、最後には歯が抜けてしまいます。歯周病で吸収してしまった顎の骨は、回復するのでしょうか?

今日は、歯周病の治療に重要な役割を示す「リグロス®」についてお話しします。

 

「リグロス®」は、歯周組織再生療法に用います。リグロスの成分は細胞を増やす成長因子です。この作用により、歯周病で破壊された歯周組織の再生を促します。歯茎の手術で汚れや歯石を取り除いた後に、顎の骨が無くなっている部分にリグロスを塗り、歯を支えている歯周組織の再生を促すのです。

 

ただし、このリグロスにも得意・不得意があります。歯の周囲の顎の骨が無くなっている範囲や、どのような欠損の形かということに影響を受けます。また、リグロスを使ったからと言ってすぐに組織が回復するのではありません。7カ月くらいの時間がかかりますし、その間もしっかりしたメンテナンスが必要です。

 

今までは、歯周組織が破壊されると回復が難しかったのですが、研究により回復手段が出来ました。しかしそれも本人の努力と歯科医院への通院、治療で叶えられるものです。歯茎の腫れや歯石などが今は感じられなくても、定期的に歯科医院へ通って現状を把握しましょう。見えない部分で進む恐ろしい病気が歯周病なのです。

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