2023/08/06
前回は、いくつまで矯正治療が出来るかについてお話ししました。
今日は、時々聞く「いつごろに子供の歯並び相談をした方が良いのか？」についてお話しします。
結論から言いますと、反対咬合や顎が横にずれている場合は早ければ早い方が良いです。
装置を使える年齢であれば（５歳くらい～）、取り外し式の装置で治療を開始できる場合もあります。
次に、凸凹が少しある場合や、部分的に歯の咬み合わせが逆になっている場合ですが、
上の前歯4本が大人の歯に生え変わるくらいがおススメです。小さな問題を放置して大きくしてしまわないための
治療などがあります。
ここで言う子供の歯並びの治療は、本来の正しい成長に導くための軌道修正がメインになります。
また、今後歯並びが悪くならないための予防矯正もあります。大人の矯正治療とは異なり、
ワイヤーを歯全体に通して歯並びを治すのではなく、顎の位置改善や噛み合わせの深さを改善するために
部分的にワイヤーを使ったり、取り外し式の装置を装着してもらいます。
上記のタイミングを逸したら、あとは大人の歯に生え変わるのを待ってからの治療になります。
一部のマウスピース矯正では、生え変わるスペースを確保して治療をおこなえるのですが、
予測性は正確ではありません。