悪い歯並びについて②(すきっぱ、空隙歯列)

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昨日は悪い歯並びの種類とデコボコについてお話ししました。今日は隙間がある歯並びについてお話しします。

隙間がある歯並びのことを空隙歯列(くうげきしれつ)と呼びます。日本では「すきっぱ」などと言ったりしますが、海外ではキュートだと表現されることもあります。時代によって流行も変わるので、隙間のある歯並びをいつまで褒めてくれるかはわかりませんが、可愛いと言われるなら悪い歯並びではないと思いますよね。では何故、悪い歯並びに分類されているのでしょうか?

実は隣り合う歯がくっついていないと汚れが付きやすくなるというデメリットがあります。歯には自浄作用といって、自分自身で汚れを落とすような作用があるのですが、それが効果を発揮するにはいくつか条件があります。歯の形、歯と歯の接触、食事の際に噛み合っているかどうかなど。隙間が開いている歯だと、この自浄作用がうまく働きません。もちろん、歯磨きをしっかりするならば心配ありませんが、歯並びが整っている人に比べるとキレイに磨くのにテクニックが必要です。

空隙歯列と間違われやすいのが、子供のころの上の前歯の隙間です。一番目の歯の間にあるスペースは、上の三番目の歯(犬歯)が生えてくるころに自然に閉じることがほとんどです。これは、「みにくいアヒルの子の時期」と言われる期間(6~9歳くらい)ですので、慌てずに歯の生え変わりを待ちましょう。それでも隙間が閉じないときは、矯正の先生に相談しに行くことをお勧めします。

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