2025/05/19

歯科医院で治療を受ける際に、いくつかのお薬を飲まれている方は注意が必要になります。必ず、治療前におくすり手帳を提示してください。もしくはマイナ保険証でのチェック時に薬剤履歴閲覧を許可にして下さると助かります。また、ご自分の判断でお薬を止めないでください。歯科医院から処方された医院へ確認のお手紙やお電話をいたします。
今日はお薬と歯科治療についてです。
【血がサラサラになる薬】
歯を抜いたり、膿を出すときに歯茎を切ったりしますので、血が止まりにくくなります。お医者さんの指示によってはお薬を休んでもらうこともありますが、自己判断で飲むのを止めないでください。
【骨粗しょう症の薬】
歯が悪くなったり、傷つくことで、顎の骨が壊死することがあります。より一層感染に注意が必要なため、必ずお伝えください。注射タイプか飲み薬か、服用歴などもお聞きします。
【向精神薬・抗不安薬など】
歯科麻酔で血圧が下がりすぎたりすることがあります。また、併用禁忌のお薬もあるため必ずお伝えください。最悪の場合、命にかかわることもあります。
【抗菌剤】
既に他の医院から出されている場合、歯科医院から抗菌剤を重ねてお出しすると飲む量が増えすぎてしまいます。その場合はこちらからはお出ししません。
【鎮痛剤】
既に他の医院から出されている場合、歯科医院から鎮痛剤を重ねてお出しすると飲む量が増えすぎてしまいます。その場合はこちらからはお出ししません。
上記以外にも、こちらからお出しするお薬との相互作用などに注意が必要なため、おくすり手帳は必ずお持ちください。
*この記事は2022年の内容に加筆修正しています。