歯並びが悪いとどうなるの?受け口編

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 時々、お子さんの歯並びを心配した親御さんが、矯正治療の相談の時に「歯並びが悪いとどうなりますか?治さないでいる場合はどうなるのでしょう」と質問されることがあります。今日も、前回に引き続き歯並びが悪いとどうなるのかについてお話しします。

【受け口】

下顎が前方に出ている受け口ですが、程度の軽いものだと口を開けないと分かりません。受け口は①下顎が大きい場合、②上顎が小さい場合、③下顎が大きく上顎顎が小さい場合、④下の前歯が表に傾いている場合、⑤上の前歯が内側に倒れこんでいる場合、などのタイプに分かれます。大まかにまとめて「下顎前突」と呼びます。

受け口のデメリットは、その程度によっては見た目の悪さもありますが、発音が悪くなります。サ行が「シャ、シュ、ショ」になったり、タ行が聞き取りにくかったりします。滑舌が悪くなるため、小さい頃にからかわれる原因になることもあるでしょう。程度が軽いものの場合は、そこまで不便を感じないかもしれません。

放っておいた場合、成長期を迎える頃に下顎が段々と前へ成長してきます。歯並びだけが逆の咬み合わせのケースではあまりそういったことは起きません。顎の骨に問題がある場合だと、体の成長に合わせて顎も大きくなります。逆に、成長が残っていないような方だと放っておいてもあまり変わりありません。ただし、入れ歯を作ろうとすると安定しづらくなります。

これらの問題は、早期に解決できるようであれば早期治療を、難しければ成長が落ち着くのを待つ必要があるため、早めの受診をお勧めします。

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