2025/10/27
前回、矯正治療とは本来大人の歯並び(12歳以降)に対して行う治療であることをお話ししました。今回はその矯正治療について、大人(成人以降)になってから行うメリット・デメリットに触れていきます。
【メリット】
・治療期間が短くなる
歯並びを整えるのにかかる平均的な期間が全顎矯正の場合およそ2年~2年半です。
一期治療をおこなう小児矯正の場合はさらに1年程度治療期間が増えます。
・費用が抑えられる
子供の頃から治療した場合に比べて、治療期間がトータルで短くなるため、処置料が減ります。
また、大人の矯正では装置も限られるため、総額が抑えられます。
・成長発育を気にしなくていい
身長の伸びに伴って下顎の発育が起こりますが、成人の場合はそういった変化がありません。
そのため、成長に配慮が必要なく、いつでも治療開始できます。
・外科的矯正治療ができる
【デメリット】
・顎骨のズレがある場合、カモフラージュか外科治療でしか治せない
・歯肉退縮が起こりやすい
・すでに歯が喪われている部分は矯正だけで治療での治療が難しい
