おくちのちから、弱っていませんか①

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 歯科では、口腔機能低下症と口腔機能発達不全症という病名があります。どういう症状なのでしょうか?

 

【口腔機能低下症】

 虫歯や歯の喪失などの従来の障害とは違い、いくつかのおくちの機能の低下による病態です。適切に診断し、適切な管理と動機づけをおこなうことで、おくちの機能のさらなる重症化を予防し、維持・回復することが可能となります。

 

【口腔機能低下症の特徴】

・おくちの中の菌などの増加

・口腔乾燥

・噛むチカラの低下

・舌や唇の運動機能の低下

・舌の筋力低下

・咀嚼力の低下

・飲み込む機能の低下

 

【口腔機能低下症の診断】

①診断基準:上記の7項目のうち3項目以上に該当する

②口腔機能精密検査:唾液検査や咬合力の検査、舌圧検査など7つの検査項目がある

 

【口腔機能低下症の管理】

栄養状態や口腔機能が維持・回復されているかを評価し、管理計画に基づいて患者さんとご家族に対して、動機づけや療養上必要な訓練指導・生活指導・栄養指導をおこなう。

 

 年齢を重ねていくと、筋力の低下と同じようにおくちの機能も低下していきます。最近飲み込みにくくなったなとか、食事でむせたりするなどの兆候がある場合は、口腔機能低下症の可能性が高いです。早めにご相談ください。

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