8020運動①

生涯を通じて自分の歯で食べることを目的とし、

厚労省と日本歯科医師会が提唱している「80歳で20本の自分の歯を残し、なんでもよく噛める快適な状態に保とう」

というのが8020運動です。

 

もう一般的に広く知られることとなったこの運動ですが、達成率がどのくらいかご存知でしょうか?

8020運動が始まったのは1989年。そこから32年が経過しました。

2016年の厚労省の調査では、8020の達成率は50%を超えたことが分かっています。

この運動が始まった頃は、80歳で20本以上のご自分の歯を持っている方は10人に1人にも届きませんでした。

しかし、歯の大切さを伝え、予防歯科の知識が広がるにつれて、国民の2人に1人が80歳で20本以上の歯を有するようになりました。

2人に1人が8020を達成するのは夢物語であると言われていましたが、

その目標が到達されたことから2022年には8020達成者を60%にする新たな目標が設けられました。

 

今年がその2022年。集計結果が出るのは来年以降でしょうが、

国民の中でもデンタルIQと呼ばれる歯科知識が高まっている昨今、そう難しいことではないようにも思えます。

 

次回は8020運動がなぜ達成できたのか、そしてこの後どう変わっていくのかについてをお話ししたいと思います。

 

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