口腔がんセルフチェック

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 前回は口腔がんについて、舌・歯茎・頬の粘膜にできやすいことをお話ししましたね。中高年の方は、月一回のセルフチェックがお勧めです。特に、喫煙歴のある方や、飲酒の習慣がある方は、よくお口の中を観察なさってください。また、怪しいと思ったらすぐにかかりつけ歯科医や口腔外科を受診してください。

 

【口腔がんのセルフチェック】

  1. 唇の内側と下顎の歯茎を見る・触る
  2. 上を向いて上顎の歯茎と頬粘膜の間を見る・触る
  3. 頬の粘膜を見る・触る
  4. 舌を前に出し、舌のふちや裏側、舌の下を見る・触る
  5. 下顎から首にかけて触る
  6. 耳の下を触る
  7. 上を向いて顎の下を触る

 

【気にするポイント】

  1. 白い斑点や赤い斑点はないか
  2. 治りにくい口内炎はないか
  3. 血が出やすい傷はないか
  4. おできやしこりはないか
  5. 耳の下・顎の下や首の側面などに腫れはないか
  6. 食事の際に食べること・飲み込むことがスムーズにできるか

 

ご自分で見ようとしても暗いと分からないこともあるでしょう。もし分からなくても、普段の患者さんのお口を診ている担当医であれば、何か異変があった場合に気づきやすいです。かかりつけ歯科医があれば安心ですね。

 

少しでも「変だな?」と感じたら、歯科医院や口腔外科専門の歯科医院へ行きましょう。また、普段からご自身のお口の状態を気にすることで異変に気づきやすくなります。気づきにくい部位でも、歯科健診を定期的に受けていると歯科医師が見つけてくれることがあります。明日は、口腔がんのセルフチェックについてお話しします。

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