2021/09/23
虫歯予防に良いと言われているキシリトール。前回はその効能について、詳しく見ていきましたね。今回は気をつけたい点についてお話します。
【食べ過ぎに注意!】
・一度にたくさん食べると、お腹がゆるくなることがあります
キシリトールなどの糖アルコールは、吸収されにくいという特徴があります。吸収されなかったものを体が消化するために、腸で水分を多く出すようになります。すると、腸内での水分量が増えすぎた結果、下痢につながってしまうことがあります。下痢になりやすいのは不快ではありますが、一時的な症状であるために身体への害はないとされています。ですから、一度にたくさん食べすぎないように適量を知りましょう。食後に噛むとしても、2粒くらいで十分です。もし1粒でもお腹を下してしまうようであれば、体に合っていないということですからキシリトールを摂ることを止めることをおすすめします。
【犬にはあげないで!】
キシリトールは、犬に重い中毒症状を引き起こすことがあります。犬が中毒量のキシリトールを摂取すると、30分から1時間以内に、嘔吐、無気力、脱力感、運動失調などの症状が見られるのが一般的です。また、摂取後、数時間から2日以内に急性肝不全を引き起こし、食欲不振、活動性低下、黄疸などの症状が見られることもあります。
・食欲がない
・元気がない
・震えている
・嘔吐する
・痙攣している
このような症状は危険です、すぐに獣医さんに連れていきましょう。犬の体重1㎏あたりキシリトール0.1gで中毒症状が出る可能性があります。