キシリトールについて③

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 虫歯予防に良いと言われているキシリトール。前回はその効能について、詳しく見ていきましたね。今回は気をつけたい点についてお話します

 

【食べ過ぎに注意!】

・一度にたくさん食べると、お腹がゆるくなることがあります

 キシリトールなどの糖アルコールは、吸収されにくいという特徴があります。吸収されなかったものを体が消化するために、腸で水分を多く出すようになります。すると、腸内での水分量が増えすぎた結果、下痢につながってしまうことがあります。下痢になりやすいのは不快ではありますが、一時的な症状であるために身体への害はないとされています。ですから、一度にたくさん食べすぎないように適量を知りましょう。食後に噛むとしても、2粒くらいで十分です。もし1粒でもお腹を下してしまうようであれば、体に合っていないということですからキシリトールを摂ることを止めることをおすすめします。

 

【犬にはあげないで!】

 キシリトールは、犬に重い中毒症状を引き起こすことがあります。犬が中毒量のキシリトールを摂取すると、30分から1時間以内に、嘔吐、無気力、脱力感、運動失調などの症状が見られるのが一般的です。また、摂取後、数時間から2日以内に急性肝不全を引き起こし、食欲不振、活動性低下、黄疸などの症状が見られることもあります。

・食欲がない

・元気がない

・震えている

・嘔吐する

・痙攣している

このような症状は危険です、すぐに獣医さんに連れていきましょう。犬の体重1㎏あたりキシリトール0.1gで中毒症状が出る可能性があります。

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