噛み合わせが浅い・・・開咬(かいこう)について

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今日は悪い歯並びの中でも、噛み合わせが浅い開咬(かいこう)についてお話ししましょう。正しい噛み合わせの深さとは、上の歯が下の歯を横から見ても前から見ても2~3mm覆っている状態を指します。つまり、正面から歯を見たときに上の歯が下の歯を1/4ほど隠し、横から見たときに上の歯が下の歯よりも少し前方に位置しているのが正しい位置です。

噛み合わせが浅いと、上の歯と下の歯は咬み合いません。奥歯が噛み合っていても前歯が開いていたり、前歯が噛み合っていても側方が開いていたりします。重度の場合は外科手術が必要なこともあります。

見た目にも問題があり、前歯が開いているタイプの開咬ではスマイルを見せようとしても、口を開けて笑っているように見えます。また、食事では隙間があるせいで物をうまく飲めなかったり、くちゃくちゃと音をたてて食べたりします。飲み込む際に、歯が開いているせいで上手に食べ物をのどの方に送れないため、その歯の開いている隙間に舌を入れることで封鎖し、口の周りの筋肉が緊張するので悪化することもあります。

治療方法はワイヤーをつけての矯正治療がメインとなります。また、舌や唇の筋トレが必要になります。重症なケースでは手術が必要になります。歯の噛み合わせが開いていることに気づいたら、早めに専門家を受診しましょう。

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