矯正治療が失敗するケース③

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今日も引き続き矯正治療が失敗してしまうケースについてお話しします。

【ゴムかけをしない】

・矯正治療の途中で、咬み合わせを治す目的などでゴムかけをします

・ゴムをかけないと予定していた通りに歯が動きません

矯正治療の中には、出っ歯を治すためだったり、噛み合わせを良くするためだったりと、色々な目的で矯正専用のゴムを患者さんにかけてもらうことがあります。基本的にゴムかけは1日中とお伝えすることが多いのですが、ご飯を食べるときと歯を磨くときを除いてずっとゴムかけをすると治療がどんどん進みます。逆に言えば、ゴムかけの時間が足りないと治療が進みません。

ワイヤーによってはゴムかけをしないと、望まない副作用が起こることもあります。すると矯正治療が上手くいかなくなり、必要以上に治療に時間がかかったり、目標へ到達できなくなったりするのです。ゴムかけにおける1日中とは、およそ23時間/日のことを指しますので、「家にいる間だけ」とか、「寝ているあいだだけ」とかで済ませないようにしましょう。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務

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