楽器でも歯並びは動く!

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前に、矯正装置を着ける際に楽器の演奏が難しくなることがあると書きましたが、今日はもう少し詳しく掘り下げていきましょう。  

楽器の中でも矯正歯科治療をすることで影響があるのは、主に管楽器です。管楽器の中でも、フルートのような木管楽器やマウスピースの大きい金管楽器なら支障はありませんが、シングルリードのクラリネットやサックスは装置に慣れるまでは思うような音が出しにくいようです。トランペットやホルンのようなマウスピースの小さい金管楽器は、くちびるを楽器に押し当てて演奏するため、くちびるの粘膜に痛みが出たり、高音が出しにくいことがあります。また、サックスやクラリネットのような縦笛系統の楽器は、指しゃぶりと同じような力を歯に与えるため、出っ歯や開咬(かいこう)になりやすく、治療中の歯の動きを妨げることもあります。  

しかし逆に、歯並びが悪いせいでキレイな音が出せないこともあります。管楽器に息を吹き込むときにデコボコや隙っ歯の場合に上手く空気を楽器に入れられず漏れてしまったりすると、良い音が出なくなります。楽器を一時的に演奏できなくなる可能性もあることから、治療時期を選ぶことが大事ですね。  

矯正歯科治療中、医院でお渡しする「ワックス」(粘膜を傷つけないように装置のまわりに貼るもの)を使うと、吹きやすくなることもあります。くわしくは矯正歯科医におたずねください。

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