矯正治療は免許制ではありません~歯科医師であれば誰でもできるが、注意が必要~

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 ご存じの方は少ないかもしれませんが、矯正歯科医は歯科医師免許を持っていれば誰でも名乗れます。矯正治療をおこなうのに特別な免許などは必要ありません。これは、口腔外科や小児歯科にも言えることです。

 矯正治療は、同じ“歯科”でも虫歯治療などの一般歯科とは診療内容が大きく異なります。そのため、「矯正」に関する専門の知識と技術の習得が必要です。その技術は歯学部で学ぶ範囲では不十分なため、矯正歯科医を目指すのであれば大学を卒業後に大学に残るか、矯正専門の歯科医院で学ぶ必要があります。しかし、最初にお話しした通り、歯科医師の免許があれば誰でも「矯正歯科」の看板を掲げることができる仕組みになっています。以前から、矯正の専門技術や治療経験が不十分な歯科医師が不適切な治療をおこなうケースが多々あり、最悪のケースでは訴訟問題となっています。

 

 専門の教育を受けた歯科医師は100,000人の歯科医師の中のおよそ3,000人、つまり全体の3%ということになります。もしもご自身やご家族が矯正治療を受ける際、どこに行ったらいいかわからない場合は、お近くの矯正認定医・専門医を検索してください。

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