夏休み中に親知らずを抜きたいとお考えの方へ

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 長いお休みがあると、普段できないことをしたくなりますよね。特に、体調が悪くなると腫れてしまう親知らず!どうにか抜いてしまいたいものです。

 親知らずを抜歯しようとすると、まずはどんな大きさか、方向か、顎の神経との距離はどうかなどの詳しい検査が必要になります。歯が数本写るレントゲン写真や、顎全体がよく見えるパノラマエックス線写真、さらにはCTなどで位置を3次元的に把握します。

 次に麻酔をして抜歯ですが、親知らずの位置や向きによっては歯を細かくしないと抜けないことがあります。また、下歯槽管と呼ばれる神経が通る管が親知らずに近い場合は、町の歯科医院では抜けないこともあります。神経にダメージを与えてしまうと痺れが残ったりするためです。大学病院であっても、100%麻痺が出ないわけではありません。

 親知らずを抜いた後は、だいたい2日目くらいが一番腫れます。おたふく風邪かと見まごうばかりに頬が腫れるケースもあるため、歯を抜いてから安静にできる日が2日以上あると良いでしょう。

 以上のことを踏まえると、親知らずを抜くためにはかなり前から計画をしておいたほうが良さそうです。混雑具合にもよりますが、電話をしたその日に歯を抜けることはまずありません。夏休みは学校健診の紙をもってやってくる患者さんが増えます。他にも急患や予約の患者さんがいるため、逆算して2週間以上前に連絡されると安心です。

 親知らずを抜くのに向いていない時期もあるため、まずはご相談ください。

 2回法についての説明はコチラ