悪の権化、歯周病!①

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 歯周病って何が悪いの?歯茎から血が出るだけ??いいえ、歯周病は大変恐ろしい病気です。悪の権化と言っても過言ではありません。

今日は、歯周病と認知症に関するお話をしましょう

 

 近年の研究では、アルツハイマー型認知症の原因とされる、「アミロイドβ」というたんぱく質と歯周病菌との関係が注目されています。マウスを用いた実験では、そのアミロイドβの量が歯周病にかかることで増加し、アルツハイマーが悪化する仕組みを作っていたことが明らかになりました。

 

でも、どうしてお口の中の歯周病菌が、記憶をつかさどる脳にまで影響を及ぼすのでしょうか?実は、歯周病菌が出す毒素は、血管に浸透していき血液に乗ることで全身へ運ばれて行ってしまうのです。①歯周病菌が増える、②歯周病菌の毒素が血液に入る、③毒素が脳にまで行く、④脳内にアミロイドβが増加する、⑤アルツハイマー型認知症が起きやすくなる、という仕組みになっていたのです。

 

歯周病菌から出た毒素が届くのは、もちろん脳だけではありません。次回も歯周病の引き起こす病気についてお話しします。

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