マウスピース型矯正装置での治療ケース

  • HOME
  • News
  • マウスピース型矯正装置での治療ケース

マウスピースで歯並びを治せると聞くけど本当に治るの?と思われる方は少なくないと思います。今日は、マウスピース型矯正装置で治療したケースをお見せします。

患者さんは50代で、虫歯の治療を何箇所かしています。また、根っこの短い歯があり、通常のワイヤーでの治療では不安があったため、患者さんと相談してマウスピースでの治療をおこなうことになりました。

初診時のお口の中です。咬み合わせが深く、もしワイヤーで矯正治療をしようとすると、正しい位置に装置が付かないため、難易度が上がります。マウスピースですと、咬み合わせを挙げるためのパーツがあるので問題が解決されます。歯のデコボコはそこまで多くはありませんが、上下の顎の位置がずれています。歯が前方に出ている印象を受けます。

使用した装置はInvisalign(インビザライン)というマウスピース型矯正装置で、1~2週間に一度装置を交換します。痛みはワイヤーでの治療とそこまで変わりません。この方には装置の使い始めの時に痛み止めを処方しようとしましたが、必要ないとのことでした。後日痛みはどうだったかお聞きしたところ、少し痛かったが痛み止めを飲むほどではないとのことでした。さて、ひと月に2~5ステップほど治療が進みますが、このケースでは治療期間が1年半くらいでした。使用状況は大変良く、一日23時間装着を心がけていただいていました。

終了時のお口の中の写真です。噛み合わせの深さが改善し、出っ歯とデコボコが治っています。右下に動かせない歯があったことと、歯の大きさのバランスから、上の歯と下の歯の真ん中はわずかにずれていますが、当初の問題点は解決できました。

以上がマウスピース型矯正装置での治療になります。この装置での治療には、患者さんの努力が必要不可欠です。きちんと毎日長時間(食事とハミガキ以外の時)装置を装着する必要があるため、向いていない生活スタイルの方もいらっしゃると思います。また、デコボコが大きすぎたり、歯の本数が少なかったりすると適応外となる場合もあります。オーダーメイドになりますので、治療費もワイヤーと比べると高くなります。興味のある方は、ご相談ください。

Web予約