2025/07/21

夏休みが始まるのでお子さんの矯正を始めようかな・・・とお考えの方、矯正治療はどのくらい時間がかかるかご存知ですか?ご存知ではない方もいらっしゃるので、今日は矯正治療にかかる治療期間についてお話しします。
歯を動かすときに、ワイヤーで力を加えますが、1か月で0.5mmくらいしか動きません。歯並びがどれくらいデコボコか、隙間があるのか、出っ歯なのか、噛み合わせはずれていないか、顔の真ん中と歯の真ん中が一致しているかなどによって必要な治療期間は変わってきます。ですから、今回はおおよその目安を書いていこうと思います。
【小さなお子さんの治療】
受け口の治療・・・半年~1年半程度
顎のずれの治療・・・半年~1年程度
【小学生くらいのお子さんの治療】
受け口の治療・・・半年~1年半程度
下顎の成長を促す治療・・・1~1年半程度
倒れた奥歯を起こす治療・・・半年程度
大人の歯が生えるスペースを確保する治療・・・大人の歯が生えそろうまで
*これとは別に大人の歯並びになってからする矯正治療の期間が2年ほどあります。
【大人の治療】⇒ 大人でも歯が動きます
・抜歯を伴う治療
デコボコが多く、奥歯の咬み合わせが良い場合は1~2年
奥歯の咬み合わせが悪い場合は2年~3年
・抜歯を伴わない治療
デコボコがあり、後ろへ歯を移動する場合・・・2年~3年
デコボコが少なく、噛み合わせも問題がない場合・・・1年
術前矯正+オペ+術後矯正で2年半~3年程度
・部分矯正
歯の本数によりますが、およそ半年程度です
あくまでも目安ですので、症例によっては上記の期間より長くなったり短くなったりします。参考にしていただけたら幸いです。また、おおよその治療期間は詳しい検査をすることでより目途が立ちやすくなります。ご自分やお子様の治療期間をお知りになりたいという方は、まずは相談して、次に診断を受けてくださいね。