悪い歯並びは自然に治る?

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患者さんや、患者さんの保護者の方に「今、歯並びが悪いのですが、将来的に自然に治ることはないのでしょうか?」と聞かれることがあります。歯並びは気になるけれど、治療費用も高いし、もし自然に治ることがあるならもったいない・・・そう思われても仕方のないことだと思います。

 

今日は、悪い歯並びのうち、自然に治る可能性があるタイプとそうでないタイプについてお話ししようと思います。

 

【自然に治る可能性がある不正咬合】

 子供の歯並びの時に、前歯だけが逆の咬み合わせの場合、その後の歯の生え変わりによって自然に治る可能性があります。奥歯の咬み合わせがずれていないことと、横顔を見た時に受け口には見えないシルエットだと自然治癒の可能性がもう少し増えてきます。

 大人の歯と子供の歯が入り混じった時期で、上の前歯が隙っ歯の場合、自然に治る可能性があります。これは前歯の横の大人の歯が生えだす頃に、両サイドから歯を押してくれるため、スペースが閉じるからです。ただし、隙間以外は問題がなく生えてくる歯の位置も良いケースに限られます。

 

【自然に治る可能性が低い不正咬合】

 横顔を見た時に受け口である症例、乳歯の時点でデコボコの多い症例、口を閉じても上の前歯が見えているような症例、八重歯などです。これらは成長が残されていても自然には治癒しないことが9割とお考え下さい。

 

治療のタイミングを逃すとより治療が難しくなるケースもあるため、まずは矯正歯科へご相談ください。

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