2025/09/12

そろそろ食欲の秋、美味しい食べ物が増えてきますね!私も秋の果物や野菜が楽しみです。ところで、休み明けには様々なトラブルで来院される方が一時的に増えますが、入れ歯が割れたという方もいらっしゃいます。どうして入れ歯が壊れてしまうのかと、壊れてしまった場合の修理などについてお話ししたいと思います。
【入れ歯が割れる主な原因】
・経年劣化
お口の中は過酷な環境です。様々な食べ物が入ってきますし、義歯の素材も経年劣化があります。
・力の負担が大きい
人間の噛む力は大きい時で体重と同じ~それ以上と言われています。
・固いものを強く噛んだ
入れ歯だけでなく、ご自身の歯も割れることがあります!
・普段から食いしばりがある
食いしばりは食事の時よりもはるかに力がかかります。
・衝撃(落とした、など)
高いところから落としたり、硬い床に落とすと壊れることがあります。
・誤った取り扱いをしている
例えば入れ歯を噛んで嵌めるなどすると壊れやすいです。
【入れ歯が割れた場合の対処】
・歯科医院で修理→当日にお渡し可能
・技工所で修理→数日~1週間お預かり
・作り直し
入れ歯は歯茎の上に圧力を分散させたり、バネで揺れを少なくする装置です。取り外しができる分、残っている歯を削らなくて良いですし、清掃が楽です。しかし、自分の歯とは違って樹脂で出来ているため、あまりに固いもの(氷や木の実)は壊れる原因になることも。
また、壊れてしまった場合、決して自分で修理しないでください。歯科医院で直すのが難しくなる場合があります。作り直す場合も、保険診療の場合は前回の作成から6か月以上経過していることが必要です(*認知症が原因の紛失はその限りではありません)。