歯科用レントゲン、放射線を浴びても大丈夫?

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 原発の事故があってから、気にされる方が増えてきた放射線の被ばく量。歯科治療時に撮影されるレントゲンの放射線被ばく量を気にされる方は特に多く、何枚もレントゲン撮影をする場合には不安を感じる方もいらっしゃいます。

 

しかし、デジタルレントゲンの場合には、放射線被爆量が非常に少なく、これは通常生活している間に自然界から受けている自然放射線量の1年間分と比べても、極めて微量です。

 

 日本人が宇宙からくる宇宙線(自然放射線のひとつ)を浴びる量は、家の中に居ても外に居てもおおよそ年間で0.3ミリシーベルト。大地からくる自然放射線は年間0.33ミリシーベルト。食物から年間0.99ミリシーベルト。大気中の放射性物質から年間0.48ミリシーベルトです。合計して、約2.1ミリシーベルトの被ばく量になります。

 

一方、歯のレントゲンを撮影する際の被ばく量は1回あたり0.01ミリシーベルト。これがデジタルレントゲン装置では、一般的なデジタルカメラと同じように、レントゲンフィルムの代わりにCCDセンサーを使ってレントゲン写真を撮影します。このCCDセンサーの感度が従来までのレントゲンフィルムよりも高いので、レントゲンの放射線被曝量が従来のレントゲンフィルムを使ったレントゲン装置に比べて1/4から1/10程度になります。パノラマレントゲンと言われる大きなレントゲンは被ばく量が0.020.1ミリシーベルトと言われていますが、デジタルレントゲンだと0.025ミリシーベルト以下に抑えられます。

 

つまり、レントゲン撮影をしても健康を害する心配はないということです。

 

現在、デジタルレントゲンの導入が進んでいますので、比較的新しい歯医者さんや機器の入れ替えをおこなった歯医者さんではデジタルレントゲンがあると思っていいでしょう。因みに佐野歯科医院では小さいレントゲンも大きいレントゲンも、すべてデジタルです。さらに防護エプロンをつけていただくので、放射線被ばく量はさらにカットされます。

 

虫歯はレントゲンを撮ることで発見できることが多いですし、顎の中にある余計な歯(過剰歯)や嚢胞(のうほう)はレントゲン以外では見ることができません。悪いものを発見するために必要な方法ですので、1年に一度は細かい歯のレントゲンですべての歯を撮影するか、大きなレントゲン撮影をすることをお勧めします。

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