学校歯科健診、なにをみてる?①

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 先日、学校歯科健診に行ってきました。最近のお子さんは虫歯が少なく、歯科における認知度や教育が進んでいることと、フッ化物の応用が感じられて喜ばしいかぎりです。しかし、そんな中でも”歯医者さんへ行ってください”というお手紙をもらうことはあると思います。

 今日は、学校歯科健診でなにを見ているかについてのお話です。

 1.保健調査票で本人の状態や問題点を確認する。

     2.口を閉じて姿勢を正して座らせ、姿勢・顔面・口の状態を外部から診査。

     3.顎関節部に指をあて、口を開閉させて顎関節と歯列・咬合の状態をそれぞれ見る。

       顎関節:異常なし、要観察、要精密検査の3段階

       歯列・咬合:異常なし、要観察、要精密検査の3段階

     4.前歯部の歯垢の付着状態を診査する。

       ほとんどなし、1/3以下、1/3以上の3段階

     5.前歯部の歯肉の状態を診査する。

     6.口を開けて歯の状態を診査する。

     7.児童生徒が抱えている問題や相談があればそれに応じる

     学校検診では、生徒さん一人一人にかける時間はかなり短いです。授業もありますし、健診のために学校の先生たちも準備してくださいます。しかし、その短い時間の中でもこれだけのことをチェックしているんですよ!

     次回は学校検診のなかで一番気になると思われる、虫歯についてです。